
「お味噌汁に、みりん?みりん粕?」 と驚かれる方も多いのですが、実はこれ九重味淋直営のRestaurant&Cafe K庵で密かに人気を集めている「プロの隠し味」なんです。
いつものお味噌汁に、ほんの少しのみりん、みりん粕を加えるだけで、驚くほど味が変わります。今回は、その理由と活用術をご紹介します。
なぜお味噌汁にみりんを入れるの?
みりんには、単なる甘み付けだけではない、調理効果があります。
それが「塩角(しおかど)をまるくする」という働きです。
味噌や醤油などの塩分を含む醸造調味料は、時に塩味が尖って感じられることがあります。そこに本みりんを加えることで、以下の3つの効果が生まれます。
甘みによる「味の抑制効果」で塩角を解消
みりんに含まれるブドウ糖やオリゴ糖が、塩気の刺激を抑え、舌触りをまろやかに整えます。
糖分が塩分を包み込む
みりんに含まれる糖類が水分子と強く結びつき構造が密になることで、塩味の拡散が抑えられ、舌に届く刺激がマイルドになります。
醸造調味料同士の馴染みのよさ
お米の醸造調味料であるみりんは、同じく醸造物である味噌や醤油と非常に相性が良く、素材同士の味をひとまとめに調和させて深みを出してくれます。
「今日のお味噌汁、なんだか味が尖っているな」と感じたときこそ、ぜひみりんを少し入れてみてください。
いつもの一杯が、料亭のようなやさしい味わいに早変わりします。
●参考:出汁600mlに対し、大さじ3程度。
みりんを先に入れることで、具材の旨みを引き出します。
余った「みりん粕」も活用できます!
K庵では、みりんだけでなく「みりん粕」をお味噌汁に入れることもあります。
みりん粕には、もち米由来の豊かな旨みとコクが凝縮されています。お味噌汁に少し溶かし入れると、驚くほどコク深い、風味豊かな一杯になります。
●参考:出汁600mlに対し、大さじ3程度。
みりん粕・味噌を一緒に溶かしながら加える。アルコールが含まれるため、苦手な方はアルコールをしっかりとばしてください。
「みりん粕が手元にあるけれど、使い道に困っている」という方は、ぜひ一度お味噌汁で試してみてくださいね。
まとめ:いつもの一杯を、ワンランク上の味に
•お味噌汁の隠し味には「本みりん」を少量。味に奥行きが出て、まろやかさがアップします。
•「みりん粕」でも 濃厚なコクと風味で、心まで温まる仕上がりに。
九重味淋の「本みりん」を使った、心も身体もほっこり温まるお味噌汁。
今夜の献立に、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?












