製造事例01|オリジナル本みりん

大切なお客様へ
日頃の感謝を伝えるのに最適。
本みりんは、
いい出会いだったと思う。

株式会社 加藤商店 
専務取締役
加藤智博

愛知県一宮市丹陽町でお米の生産は慣行栽培だけでなく、減農薬・有機質肥料栽培のブランド米も育成。他にも野菜の生産、集荷・農産物検査・販売と様々なことに取り組まれている株式会社加藤商店の専務取締役・加藤智博様にお話を伺いました。

出来ることを増やす、
新しいことに取り組む日々。

 うちはもともと兼業農家でお米づくりは生業ではなく、加藤商店のメインはお米の集荷業でした。ところが、集荷業を始めた2年後に食糧管理制度が廃止され、誰でも集荷が可能に。

 そこからの数年間は本当に変化の連続でした。乾燥調製施設や精米設備を設置して、農林水産省の農産物検査にもいち早く登録。農地を借りてお米の生産にも力を入れ、ブランド米も育てて、お米の販売にも挑戦。“同じことを続けても仕事は減る、変化をつけてこそ現状維持できる”と考え、とにかくいろんなことを仕掛けていきました。

 お米の販売もせっかくなら人と違うことをしようと思い、量り売りだけでなく、お米の預かり販売 「我が家のごはん」というサービスを考案しました。これは、まとまった量の注文とお金を先にいただき、お米は後日好きなタイミングで少しずつ持ち帰っていただくもの。

 おかげさまで徐々に地域のお客様へ認知されましたが、数年経つと今度は「何か変化がないと飽きられるのでは」と焦りを感じるように。

 次の仕掛けで悩んでいた時に、九重味淋の担当者と出会ったんです。うちで育てたお米を使ってオリジナル本みりんがつくれると聞き、「これだ!」と思いました。

株式会社 加藤商店の紹介画像

唯一、悩んだのは単価。
そこは「損しなければいい」と考えた。

 オリジナル本みりんをつくった目的は、店舗でお米を購入されたお客様に粗品として配るため。それほど数は必要なくて、九重味淋の本みりんは少量ずつ注文できるところがぴったりでした。

 原料の白米100kgの場合、本みりんはおよそ100L、500ml瓶にすると200本程度つくられます。足りなくなったら次を早めに申込めばいいし、賞味期限は1年半あるのですぐに配れなくても困らない。これならいけると確信しました。

 何より重要なのは、プライベートブランド米「かゆべい」の製品だと謳えること。
 「かゆべい」は地元の品種「あいちのかおり」を減農薬・有機質肥料で育てており、そこを気に入ってくださるお客様もいるから、「かゆべい」の本みりんなら安心感や特別感もあるでしょう。それに、粗品で「お米からつくる本みりん」というのはちょっと珍しい、これは喜んでいただけそうだなと感じました。

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 ただし、唯一悩んだのは本みりんの単価です。金額を聞いて粗品にしては単価が高めだと思い、すぐに申込みしたい気持ちを抑えていったん考えることに。売り上げとコストのバランスについて、お米を90kgご購入いただいた方に1本プレゼント、と決めたことで解決。
「損しなければいい、お客様に還元しよう」と委託製造をお願いしました。

本みりんの申込み、
「酒類販売免許」の申請も苦労は感じなかった。

 委託製造の申込み手続きは書類も少なく、困ったことは一度もありません。ただ、お米の生産が忙しくなって必要な資料や原料などをあとから送り忘れるといけないから、私は申込みの時に必要なものを全部送っています。一気に済ませた方が気楽ですからね。

 本みりんの販売に必要な「酒類販売免許」の申請手続きも同じ。書類の枚数は多いものの、税務署の公式サイトで必要な書類を見ながら「ここまで頑張れば終わる!」と短期集中で揃えました。わからない箇所は空欄にして窓口で相談しながら記入したので、税務署に行ったのは数えるほど。事前準備の手間はあっても、農林水産省の「農産物検査登録検査機関」の登録手続きに比べたら拍子抜けするほど簡単でした。

ちなみに、これは実際に私が税務署の方からもらったアドバイスで、「酒類販売免許」の小売と通信を両方取得したい場合、片方ずつ申請するのがスムーズです。通信の方がちょっと手間もかかるし、うちは店舗に置きたかったから先に小売を申請して正解でした。

お客様に愛される
本みりん「かゆべい」を育てたい。

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 本みりん「かゆべい」をお客様に配ったところ、皆さん喜んでくださって、中には「この本みりんは味が違う」とおっしゃる方もいました。お客様に好評ですぐ次も申込み、今は店舗での販売もしています。

 もともとお米を購入された方に配っているものだから販売数は多くないけれど、ご自宅用に追加購入される方や、「この本みりんなら間違いなく喜ばれるから」と贈答用に購入される方もいて嬉しい限りです。

 私は本みりんだけで利益を出そうとはしていなくて、まわりに還元しつつ、いろんな仕事を通して全体的に損しなければいいという考え。九重味淋とのお付き合いも5年続いており、本みりん「かゆべい」は店舗のお客様にも定着してきたと感じています。今後は他の販売方法も考えながら、少しずつ「かゆべい」を育てていくつもりですよ。

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『株式会社 加藤商店』
お米の生産は慣行栽培だけでなく、減農薬・有機質肥料栽培のブランド米も育成。他にも野菜の生産、集荷・農産物検査・販売と様々なことに取り組まれています

〒491-0821  愛知県一宮市丹陽町重吉962番地1
ホームページ https://katoushouten.jimdo.com/

お問い合わせ方法

電話 0566-41-0708

営業時間 9:00〜12:00、13:00〜17:00(土日祝は休業)
「ホームページを見た」とお伝えください。

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九重味淋株式会社

〒447-8603 愛知県碧南市浜寺町2丁目11番地
TEL 0566-41-0708(代表)FAX 0566-48-0993

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